五味太郎さんのおすすめ絵本を紹介します
みなさん五味太郎という絵本作家をご存知ですか?
「きんぎょがにげた」など有名な絵本がたくさんあるのできっと読んだことがある人が多くいると思います。
今回、そんな五味太郎さんの絵本の中でもおすすめの10作を紹介したいと思います。
五味太郎とは
1945年、東京生まれ。工業デザインの世界から絵本の創作活動にはいり、ユニークな作品を数多く発表。子どもから大人まで、幅広いファンを持つ。著作は350冊をこえ、多くの絵本が世界各国で翻訳されている。おもな作品に『きんぎょがにげた』『みんなうんち』『まどから おくりもの』、「言葉図鑑」シリーズ、『さる・るるる』などがある。
引用: https://www.kaiseisha.co.jp/authors/13758
絵本の特徴
五味太郎さんの絵本の特徴ですがどれも色彩が豊かです。
絵はとてもシンプルなデザインですがその独特の色彩感覚のおかげで登場するキャラクターは、どれも親しみやすく魅力的に写ります。
内容は大人が読んでも考えさせることもあり、一見単純な話に見えて実はものすごく奥が深いという感じです。
作品はどれも古さを感じさせない普遍的な魅力に満ち溢れています。
おすすめの絵本
きんぎょがにげた
金魚が1ぴき、金魚鉢からにげだした。どこににげた?カーテンの赤い水玉模様の中にかくれてる。おや、またにげた。こんどは鉢植えで赤い花のふり。おやおや、またにげた。キャンディのびん、盛りつけたイチゴの実の間、おもちゃのロケットの隣……。ページをめくるたびに、にげたきんぎょが、どこかにかくれています。子どもたちが大好きな絵探しの絵本。小さな子も指をさしながら金魚を探して楽しめます。
引用:https://www.ehonnavi.net/sp/sp_ehon00.asp?no=58&spf=1
金魚がにげてしまいいろいろなところに隠れてしまいます。
「金魚さんどこだ?」と子どもと一緒に探しながら読んであげましょう。
指差しができるようになった子供には最適です。
子どもたちのお気に入りの絵本です。
たべたのだあれ
「さくらんぼ たべたの だあれ」。ゾウのイラストをよく見ると、尻尾がさくらんぼになっている。「いちご たべたの だあれ」と探してみると、ライオンの鼻がいちごに。ウシの模様が目玉焼きになっていたり、へビがサンドイッチ柄になっていたり、トンボの体がソーセージになっていたり。
日本を代表する絵本作家の1人である五味太郎による1冊。1977年の出版以来、多くの子どもたちに愛されてきた絵本で、サンケイ児童出版文化賞を受賞するなど評価も高い。「どうぶつあれあれえほん」シリーズとして、ほかに『かくしたのだあれ』がある。
本書には、さらにもうひとつ素敵なおまけがついている。それは、数遊び。ゾウは2頭、ライオンは3頭、牛は4頭、サカナは5匹とページをめくるごとに動物の数が増えていく。動物の名前と一緒に、数も覚えられてしまうという優れもの。探し遊びも文句なしにおもしろく、親子揃って理屈ぬきに楽しめる。
引用:https://www.amazon.co.jp/
食べると体の一部がその食べ物に変わります。
それをみてだれが食べたのかを探すのですがとてもかわいいイラストとそのアイデアで読んでいる大人もほっこりできると思います。
まどから おくりもの
窓の中にちらっとみえる姿をみて、サンタさんは贈り物を選んで配ります。ところが意外! 穴あきしかけの効果抜群、楽しさ最高。
引用:https://www.amazon.co.jp/
サンタさんが窓からいろいろな動物や子供にプレゼントを配っていきます。
煙突からではなく窓からというのがみそで、窓から見える姿からサンタさんが勘違いしてプレゼントを置いていきます。
アイデア抜群で、子どもたちも何回も読んでも飽きません。
季節関係なく読める素敵な絵本です。
みんなうんち
表題のとおり、最初から最後まで「うんち」である。おおきいぞうは おおきいうんち ちいさいねずみは ちいさいうんち。人間も含めたいろんな動物のいろんなうんちが、五味太郎の独創的なデザインで描かれる。しかし、たどりつくところはひとつだ。
本書は、福音館書店が毎月発行している月間科学絵本「かがくのとも」に1977年にとりあげられ、1981年に装丁を新たに出版された傑作絵本である。英語、スペイン語、韓国語などにも翻訳され、世界で愛されている1冊だ。
読んであげるなら4歳から、自分で読むなら小学校低学年からが対象とされているが、ひとりで読む場合にもぜひ声に出して読んでほしい。「うんち」が韻を踏むようで耳にここちよく、まるで詩のように聞こえるはず。うんちをすることは、汚いこと、恥ずかしいことと思って園や学校でトイレに行かない子どもたちがいるという。ぜひ、そんな子どもたちに読んでほしい。
引用:https://www.amazon.co.jp/
子どもが大好きなうんちについての絵本です。
大人も子どももみんなうんちをします。
当たり前だけどその当たり前さと大切さを子どもは感じてくれるはずです。
トイレットトレーニングの時期に読むのもいいかもしれません。
そら はだかんぼ!
夕方、遊びをやめてお風呂に入る前に、子どもが母親に対して演じる機知にとんだ行動を、いかにもユーモラスに描いた絵本。ぬいぐるみを脱ぎ、洋服を脱いでゆく主人公に、読者は大きな共感を抱くでしょう。
引用:https://www.amazon.co.jp/
はじめにライオンさんか服を脱いで、そしたらクマさんになってしまいます。
単に洋服を脱いでいくだけなのですが発想がとてもユーモラスです。
自分でお洋服を着替える練習にもなるかもしれませんね。
お風呂嫌いの子供にもオススメかもしれません。
なんだかうれしくなってきた
子どもがお父さんにドライブに誘われます。
そこに虫さん、へびさんなど生き物たちが一緒についてきて・・・
お父さんにドライブに誘われて、生き物が大好きな少年とその家族がお出かけに行きます。
お父さん、お母さんと一緒ドライブに行けるのもうれしいのに、家にいたと思った生き物たちは結局みんな少年と一緒にお出かけについてきてしまいます。
そんな生き物たちをみて少年はますますうれしくなってきます。
少年の優しい気持ちが感じられ、よんでいるこっちもうれしくなってきますし、子どもに生き物の大切さを伝えることができる絵本です。
さる・るるる
さるが朝目覚めてから、夜ベッドに入るまでの1日のお話。ページをめくるごとに「る」で終わる2文字の言葉で物語が進む。
「さる・くる」さるがやってくる。りんごの木を「さる・ける」。りんごを「とる」、「うる」。そして竹馬を「える」、けがをしてくすりを「ぬる」。最後はベッドに「ねる」。
全部で14の「る」だけで成り立っているが、2文字以外のお話を親子で考えるのも楽しい。絵は2色刷りでシンプルなもの。筆で描かれたような、にじんだ輪郭があたたかい。
さるの動作はどれもユーモラスで楽しく、特にりんごを受けとめようとしている一生懸命な表情がいい。2文字のリズムは耳に楽しく、言葉を覚えはじめた0歳児からの幼児向け。言葉遊びのきっかけになり、親子で楽しめる本。
引用:https://www.amazon.co.jp/
猿が起きてから寝るまでのお話しです。
すべて「る」で2文字の言葉だけで構成されています。
猿の見た目、動作もユニークですし語感が良いのでスラスラ読めます。
るるるるる
これは音の絵本です。文字の絵本です。そしてやがて、ゆったりと言葉がきこえてくる絵本です。お話が見えてくる絵本です。
引用:https://www.amazon.co.jp/
飛行機が空を飛んでいきます。
そのエンジン音がるるると「る」の音で表されています。
音を再現しているからこその表現の豊かさに感心します。
子どもも飛行機に気持ちが感情移入して夢中になってくれるでしょう。
かくしたのだあれ
どうぶつたちがいろいろなものをかくします。楽しいおどろきがいっぱいの絵本。数あそびの趣向も。
引用:https://www.amazon.co.jp/
こんな風に隠すのかと思わずうなってしまいます。
子どもも見つけるのが楽しいみたいで毎回読んでとせがんできます。
最初はうまく見つけられなくても、どんどん早く見つけるようになるのをみると子供の成長を実感できると思います。
わにさんどきっ はいしゃさんどきっ
虫歯が痛いわにさんと治療をする歯医者さん。同じ場面で同じ言葉を言います。それぞれの心理の違いを絵で表現したゆかいな絵本。
引用:https://www.amazon.co.jp/
歯医者さんが虫歯のあるワニさんをチリやしたす。
ユーモラスな歯医者さん、ワニさんの表情が魅力的です。
同じセリフだけど違う心理状態と言うのが面白いです。
二人はどんな気持ちなのか子どもと一緒に考えながら読むと楽しいでしょう。
まとめ
五味太郎さんの絵本はどれも魅力です。
今回選んだもの以外にもたくさんありますので、皆さんもお気に入りの一冊を見つけてみてください。