子育てに本当に役に立つ育児本5冊を厳選して紹介します
育児本って似たようなものが沢山あって選ぶのに迷ってしまいますよね。
そこで今回は小児科医の立場から、実際に読んでみて本当によかった、オススメできる育児本を5冊を厳選して紹介します。
今回紹介する育児本はママだけでなくパパにも是非読んでもらいましょう。
きっと子育ての役に立ってくれるはずです。
1.世界標準の子育て
タイトル:世界標準の子育て
著者:船津 徹
発売日: 2017年7月6日
本書は、世界各国で行われている子育ての理論と実践を体系化し、1冊にまとめた子育ての本で、一般的に、「子育てには正解がない」と言いますが、「明確な正解がある! 」というのが本書の主張です。
本書は、決して子どもをエリートにするための本ではなく地頭の良さ、あきらめない心、社交性といった要素を育て、どんな環境の変化にも負けない子どもを育てるための方法をまとめた1冊です。
この内容を「子育ての基本方針」としていただくことで、子どもの可能性や潜在能力は、一気に開花していきます。
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この育児本は、子どもへの接し方やしつけの仕方、習い事など子どもが成長していく中で様々な選択肢に対しての正解を提示してくれています。
海外のデータをもとにしたエビデンスのある子育て論が述べられていて、その内容は納得のいくものですし、新たな気付きも沢山あります。
子供には将来いい職業についてほしいと勉強一辺倒になりがちですが、それについても著者は警告しています。
何か子どもの自信になる強みを持たせてあげることの大切さを述べていますが、全くその通りで色々と考えさせられます。
子どもの育て方に迷っている方は是非一度読んでみてください。
教育現場で働いてます。私が生徒に、身に付けてほしいことが書いてあり、思わず保護者の方々へこの本を読むように強くおすすめしました!
子どもの今ある姿を見れておらず、甘やかしてはいけないところで甘やかし、焦らさなくてもいいことを焦って学ばせようとする保護者が多く感じます。
同じ年頃の子どもを持つ母親として、周りの子どもの成長が気になってしまう、比べてしまう気持ちも理解できます。
しかし、この本を読み、本当に身につけておかなくてはいけない力とはなんなのか、改めて考えさせられました。
子育てに関するエビデンスが豊富でしつけの仕方や、子どもの習い事や困ったときの対応など具体的な事例も豊富です。
子どもとの対応に悩んでいる方や将来の方針などについて迷っている方は必読です。
2.父親ができる最高の子育て(ポプラ新書)
タイトル:父親ができる最高の子育て
著者:高濱 正伸
発売日:2017年4月12日
ハーバード大が2013年に「何が人を幸せにするか」という調査結果を出し、成功する人の条件は、IQではなくコミュニケーション能力の高さであり、とくに幼少期の母親との良好な関係が影響していることがわかりました。
父親だからこそ子どもを偏差値エリートでなく「生き抜く力」を持つ大人に導くことができ、時間がなくても、家事・育児スキルがなくてもOKです。
現場で多くの親子、とくに母親を見てきた高濱先生ならではの実践的子育てノウハウを1冊にまとめてあります。
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父親の子育ての役割について明確にかつ分かりやすく書いてくれています。
最近は「イクメン」が当たり前の時代ですが、実際は表面上だけで本当のイクメンではなかったり、その言葉に苦しめられているパパも多いのではないのしょうか。
この本の内容は「イクメン」になるための指南書というよりは、夫婦の関係と、ママをサポートすることの重要性や、子にとっての父の役割の大切さを中心に解説されていて、子どもが生まれてからのパパ、ママの役割について悩んでいる方には最適の本だと思います。
これを読むことで子どもだけでなく、ママにとってもより素敵なパパなれるきっかけを掴めると思います。
新米パパは是非一読を。
子どもが出来たパパへのプレゼントにもいいと思います。
妻が子供を連れて家を出て行ってしまい、自問自答の日々を過ごしていました。答えを求め様々な男女本や心理学、カウンセリングの本を読み漁っている時にこの一冊に出会いました。
タイトルは子育て。子供の事なんだろうなと読み進めているうちに、夫婦の子育てに関する考え方の違い、果てはそれが妻との関係が上手くいかなかった理由だった事が分かった気がした。
夫婦関係が上手くいかないと悩むご夫婦に是非読んで頂きたいですね。どんな著名な方より日本の夫婦・家庭を見守られて来た著者が本当に大切な事をさらっと分かりやすく書かれています。
1人でも多くの方が育児を通して人生を楽しみ、幸せな家庭を築くマニュアルに役立て欲しい お勧めの一冊です。
イクメンという言葉に苦しめられているパパや、子供ができてからのママとの関係に悩んでいる方におすすめです。
父親の役割がこの本を読むことによって理解できると思います。
3.最新! 育児新百科 (ベネッセ・ムック たまひよブックス たまひよ新百科シリーズ
タイトル:最新! 育児新百科
著者:ベネッセコーポレーション
発売日:2018年9月13日
新生児から3才までこれ1冊でOK! 月齢別に赤ちゃんの発育・発達とママ&パパができることを徹底紹介しています。
くしゃみをしても心配。おっぱいは? うんちは? …そんな初めてママやパパを応援するこの本は、月齢ごとに赤ちゃんの発育・発達とお世話のしかたを徹底解説。予防接種やホームケア、病気・薬の基礎知識も写真とイラストでわかりやすく紹介しています。
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これは子育てで、分からないことや不安になるポイントを月齢、年齢ごとにわかりやすくまとめてくれていて私の子育てのバイブルです。
育児で何か悩んだりわからないことがあれば、これを読めば大体のことは解決するはずです。
まさに一家に一冊で、最初にどの育児本を買えば良いか迷ったら、これを買っておけば間違い無いはずです。
子育てのアドバイスができるように小児科の先生も買って良いと思います。
月齢ごとに今赤ちゃんがどんなことができるのかの目安がわかるので、時々広げて読んでいます。写真や絵が十分にあり楽に読めます。
お世話の仕方やどんな遊びをしてあげればいいのかも書いてあるので妊婦さんが育児書何買えばいいのか困ったらひとまず買ってみると良いと思います。
育児は悩みの連続ですが、そんな時もこの本を読めばほとんどが解決できると思います。
詳しく、かつ要点がまとまっておりとても使いやすいので子供が生まれたら用意しておきましょう。
4.はじめてママ&パパの離乳食 (実用No.1シリーズ)
タイトル:はじめてママ&パパの離乳食
著者:上田 玲子
発売日:2015年1月15日
離乳食のスタートから卒業まで、この一冊でOK! 献立例や簡単レシピは300品。
食材別のラクラク調理ワザやフリージングなど、がんばりすぎない離乳食作りアイデアも満載です。
スタートのおかゆの作り方から、月齢別の進め方や献立例、よく使う食材別のメニューなどをオールカラーで紹介。
開始の日から1才半ごろの離乳食完了、その後の幼児食までをサポートする、新機軸の決定版実用書です。
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離乳食の本は一冊は持ちましょう。
中でもこれはよくまとまっているのでお気に入りです。
食材や月齢からメニューを調べることができるのでとても使いやすく、レシピもシンプルなものが多いのも高評価です。
ネットの情報を参考に離乳食を作ってもいいのですが、1歳未満のレシピにハチミツを入れていたり、塩分の使い過ぎなど不適切なレシピも散見されますので、きちんとこのような本をみて作ってあげましょう。
子どもが最初のひと匙からパクパク食べる子だったので、離乳食頑張ろうと何冊か買い込んだ中でこれが一番良かった…というか、こればかり使っていた感じです。
切り方も原寸で載っていますし、初期から後期までバランス良く載っています。
レシピも必要ですが、どの時期に何を食べ始められるかをキチンと詳しく載せてくれています。
他のは結構離乳食後期寄りのレシピが多かったのですが、正直ひと通りの食材を食べた頃だと後はアレンジだけなので、さほど悩まないんですよね。
一番悩むのが、どの食材をどのように始めるかと、初期食材との兼ね合いだったので、初期から中期に重点を置いてくれている本書が良かったです。
2人目生まれましたが、これ一冊で十分。
離乳食の前期から幼児職までこれ1冊でカバーしています。
食材別でレシピを調べられたり離乳食の進め方も書いてあるので1冊あると安心です。
5.はじめてママ&パパの0~6才病気とホームケア (実用No.1シリーズ)
タイトル:はじめてママ&パパの0~6才病気とホームケア
著者:渋谷 紀子
発売日:2015年1月15日
新米ママ&パパのための見てわかる、読んで納得の病気事典。症状やケアのコツ、症例写真、体格、視力、歯ならびまで網羅しています。
熱が出た! 吐いた! このブツブツは何? 不安でいっぱいの新米ママ・パパのために、最新の病気の情報をギュッと詰め込みました。
6才までによくかかる病気の症状やホームケアのコツはもちろん、予防接種や健診の疑問、事故の予防と救急ケア、薬の説明、アレルギーのことなどがオールカラーで網羅された安心の一冊。
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子どもはとにかく熱を出したり色々な病気にかかります。
この本は子どもがかかりやすい病気についてほとんど網羅しています。
症状などの特徴から病気を調べることができるのでとても使いやすいです。
家で様子を見るべきか、病院にすぐ行くべきか迷うことも多いと思いますが、この本があれば適切な対応を取れるはずです。
一冊持っておいて損はないでしょう。
出産前に準備すべき品です!スマホで検索する暇があるならコレで探した方が早いです。
我が子は新生児ですが、心配でスマホで検索してもどのサイトも「1ヶ月以上の乳児も新生児扱い」で全く参考になりません。
藁にもすがる思いでこちらを購入しました。
結果、新生児なら気にしなくて良い(1ヶ月以上なら注意が必要)な症状と分かり、ネット上では見つけるのに何時間もかかったと思います。
苦手な方も居るかもしれませんが、写真が載っているのが大変助かります。ネットだと「赤みがかった発疹」とか分かりにくい文書のみなので、危険な自己判断をしかねないです。
夜間子どもが熱を出したり病気にったら不安ですがこの本をみればすぐに病院に行くべきか様子を見てよいのかが分かります。
いざという時のためにあると安心ですね。
育児本が必要な理由について
育児本は私個人の感想ですが、必ず用意しておくべきだと思います。
育児は祖父母が手伝ってくれるから本がなくても大丈夫という方もいますが、今と昔の育児の状況は全く違います。
昔は当たり前だったことが今では非常識ということもよくあります。
例えば発熱時の対応や、スキンケア、アレルギーについてです。
昔はよく熱を出したら暖かくして汗をかかせて熱を下げることをしていましたがこれは不適切です。
スキンケアについても皮膚がじくついたら昔は乾燥させるためベビーパウダーを使ったりしていましたが、今は保湿とステロイドの併用が主体です。
食べ物でアレルギーが出たからといってずっと除去してしまうのはよくありませんが、昔はそのようなことが当たり前でした。
現在のエビデンスに基づいた適切な対応を取るためにも育児本は必要なのです。
まとめ
数ある育児本から選んだ5冊はどれも本当におすすめです。
子育てに悩んだりしたら読み返してみると、きっと悩みを解決してくれると思います。
皆さんも是非参考にしてみてくださいね。
1.世界標準の子育て(ダイヤモンド社)
2.父親ができる最高の子育て(ポプラ新書)
3.最新!育児新百科 (ベネッセ・ムック たまひよブックス たまひよ新百科シリーズ
4.はじめてママ&パパの離乳食 (実用No.1シリーズ)
5.はじめてママ&パパの0~6才病気とホームケア (実用No.1シリーズ)