評判の良い本当に信頼できる小児科医の見分け方について教えます
生後2か月になるとワクチン接種が始まりますが、ほとんど場合その病院がかかりつけ医になると思います。
家から近くて通いやすいところがいいけれど、今後もここで診てもらっていいのか迷うこともあるかと思います。
今はネットの口コミなどの良い評判などをみて参考にもできますが本当に信じてよいのでしょうか。
そこで今回は信頼のできる良い小児科医の見分け方を教えたいと思います。
良い小児科医の条件と見分け方は?
私が思う良い小児科医の特徴は以下の通りです。
これらの条件が合えば良い小児科医といっていいでしょう。
むやみに抗菌薬を出さない
子どものいわゆる風邪は大部分がウイルス感染と言われています。
風邪には特効薬はありませんし、一般的な抗ウイルス薬はヘルペスやインフルエンザに対するものくらいです。
一般的な子どもの病気ですぐに抗菌薬が必要なものはそんなにありません。
そもそも本当に抗菌薬の投与が必要かどうかはきちんと診察しなければ分かりません。
通常はウイルス感染なら3-4日で熱は下がることが多いので抗菌薬は投与せずに経過をみます。
それ以上続く場合は細菌感染のこともあるため、検査して細菌培養検査を提出して抗菌薬を投与します。
早い段階で検査もせずに抗菌薬を出してしまうのはナンセンスです、薬が効かない時に診断がつかなくなってしまう危険性もあります。
何も考えずに抗菌薬をすぐに出してしまった方が楽なのですが、あえて処方せずに経過をみるという事は診断に行き着く可能性も上がりますし、小児科医としてしっかりとしたトレーニングを受けている証拠でもあります。
熱があったからすぐに抗菌薬を出すようなところはちょっと信用できません。
親に責任転嫁しない、フィードバックしてくれる
小さい子どもは大人と違い自分で症状が言えませんので悪くなったタイミングにはなかなか気付きにくいです。
来た時には症状が悪くなっていて、連れて来るのが遅かったと叱る医者もいますが言語道断と思います。
そもそも親はとても心配だから小児科につれてきています。
こういう症状があったら悪くなってきたサインだからと丁寧に説明してくれるような医者は信頼していいと思います。
育児のことなど病気以外も相談に乗ってくれる
忙しいときはなかなか難しいですが気軽に質問させてくれる雰囲気を出してくれるのは親にとってはありがたいと思います。
小児科医は子どもだけではなく親からの質問にもしっかり答える必要があり、育児など直接病気とは関係のない質問にも小児科医は適切なアドバイスをしてあげるべきだと思います。
先生と合わなかったら?
いくら良い先生だったとしても人同士の付き合いですので相性の良し悪しは絶対にあります。
一度合わないと思ってしまうと「この先生の言うことは本当に合っているのか?」と悩んでしまうと思います。
そういう時は前述した条件を確認してみてくださいね。
ただ、あまり悩み過ぎず他の病院を受診してみていろいろな先生の意見を聞いてみるのが良いのかもしれませんね。
まとめ
私が思う良い小児科医の条件は以下の通りです。
- むやみに抗菌薬を出さない
- 親に責任転嫁しない、フィードバックしてくれる
- 育児のことなど病気以外も相談に乗ってくれる
みなさんも良い小児科医に出会えるようにぜひ参考にしてみてください。