読み聞かせにおすすめ!お気に入りの絵本を紹介します【4〜5歳向け】|かぼちゃひこうせんぷっくらこ
【題名】かぼちゃひこうせんぷっくらこ
【作者】文: レンナート・ヘルシング, 絵: スペン・オットー
【発行】1976年10月10日
【ページ数】 32ページ
私が普段読み聞かせしている中でおすすめの絵本を紹介していきます。
今回は「かぼちゃひこうせんぷっくらこ」という絵本です。
年齢としては4〜5歳くらいの子に読むとちょうどいいと思います。
本の内容を紹介
なかよしのおおくまとこぐまが、大好物のはちみつとありのたまごを食べていると何かの種を見つけました
気になったくまたちはその種を庭に植えてみることにしました。
すると1週間後、その種から豆のような小さな実が出てきました。
その実はその後も大きくなり、さらに1週間、2週間が経つと犬小屋ほどの大きさになりました。
実の正体がわからない2人でしたが、通りすがりのじいさんぎつねがこの実は”かぼちゃ“であることを教えてくれました。
実が“かぼちゃ”であることがわかりましたが、さらに大きくなっていきなんと家よりも大きく、押しつぶしてしまうくらいの大きさになってしまったのです。
これに困った2人はかぼちゃに窓をつくり、家にあった家具を移していくことにしました。
するとある嵐の夜、強い風で海に吹き飛ばされ、朝起きたら海の上に浮かんでいました。
そんな状況でもくまたちは釣りをしたり、陸にあるりんごをとったりして暮らしていきます。
かぼちゃの中で暮らして、季節は変わり秋になり冬が来て寒さも厳しくなっていくのでした。
窓にはつららもでき、さすがに寒くなったくまたちは、薪を切って火をつけることにしました。
かぼちゃの中は暖かくなりましたが、そのおかげでかぼちゃがぷかぷかと空に向かって浮いていくのでした。
またもやとんでもないことになってしまいましたが2人は慌てません。
空に浮かんだかぼちゃのひこうせんに乗った2人はどうなるのでしょうか?
そのままゆったりと空を飛びながら絵本は終わります。
読んでみての感想
この絵本の特徴として絵がとてもきれいなのと、ほんわかとした雰囲気があり、何よりくまさんたちが可愛かったのが印象的でした。
文字数、ページ数ともに寝る前の読み聞かせとしてはちょうどよかったです。
絵本を読んでいる最中、子ども達は「どんな実だろう?」「きゅうりじゃないよね?」「みんなで乗りたい!」など夢中になっており、親子ともに楽しめるとても素敵な絵本です。
最後のページも、この後のくまさんたちは一体どうなるんだろうという余韻が残るのと、くまさんのセリフが哲学的で深く考えさせられました。
子ども大人でまた違った視点で楽しむことができ、お気に入りの絵本になりました。
皆さんもぜひ読んでみてください。